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クイント・ギター ネック加工-10 指板表面の成形 | |
指板のRを計る定規 |
サンジング・ブロック |
フレットを打つ前に、指板表面を成形します。 左写真は、Rを測定するための定規、右写真は、紙やすりを貼り付けて指板を削るための道具(サンジング・ブロック)です。 表面の曲面が、どの場所も狙い通りのRで、ネックの長さ方向(弦を張る方向)が真っ直ぐで、 指板の、1弦側と6弦側の厚さが同じ、という状態にします。 この作業は難しく、熟練を要します。 フレットが付いているギターの寿命は、何回フレットを打ち代えられるか、ということにも関係してきます。 指板が適切な厚みを持ち、初めから適切に成形されていることは、演奏性に加えて楽器の寿命にも影響する重要なことです。 |
指板曲面の確認 |
仕上がったギターネック |
色々な定規を使い、慎重に成形します。 ビータのギター指板は、12インチのR(約305R)が標準です。 フェンダー社の一般的なギターは、これよりも少しRがキツく、ギブソン社のギターではこれよりもRが大きいものもあります。 演奏者の好みやフレットの状態にもよりますが、 Rがキツイとハイフレットでのチョーキングで音が途切れてしまう傾向があり、やや弦高を上げたブリッジ調整が必要になることもあります。 また、指板が305Rくらいになっていると、ギブソン社などで採用しているブリッジ(のR)に、ちょうど良いようです。 |
クイント・ギター ネック-10 |
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